第8回広域避難者支援ミーティングin東京

 日 時:平成27年2月24日(火)14時~17時

 場 所:飯田橋セントラルプラザ12階会議室

 主 催:広域避難者支援連絡会in東京

 協 力:東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)/東京都社会福祉協議会

     /西東京市社会福祉協議会/被災者支援おおたネット実行委員会/愛

     知県被災者支援センター/うけいれネットワークほっと岡山/埼玉県

     労働者福祉協議会

 参加者数:一般参加者(50名)、避難当事者団体8団体(11名) 

      広域避難者支援連絡会in東京(13名)


第8回 報告書
第8回広域避難者支援ミーティングin東京概要報告.pdf
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▼開会

○開会挨拶:広域避難者支援連絡会in東京 

▼プログラム1

広域避難者支援連絡会in東京の活動報告
 広域避難者支援連絡会in東京より、神元(いたばし総合ボランティアセンター)が広域避難者支援ミーティングin東京(オープン2回、クローズド2回)ならびに広域交流会(バスハイク秋2014、お正月準備の会)の報告を行った。


▼事例報告1

都内の支援団体の取組みを学ぶ

(1)東京都内社会福祉協議会による避

   難者支援の取組み 吉田真也氏

 ・孤立化防止事業として16の社協が

  避難者支援を実施している。戸別訪

  問や、サロン活動を実施。会えない

  人への対応、情報共有の範囲設定、

  ニーズの多様化、サロン参加者の固

  定化等が課題。

(2)西東京市社会福祉協議会の取組み 戸室美奈氏

 ・戸別訪問(把握している全世帯対象)、交流会の実施、情報提供を実施。
 ・交流会参加者がつながって当事者団体が設立(みちのくまほろば会)。
 ・まほろば会での多様な交流プログラム(ヨガ、手仕事、ハワイアンフラな

  ど)が実施されている。
 ・戸別訪問時のリストについては、全国避難者システムに登録している方の名

  簿の提供を、市から受けている。行政からの提供がない地域は、独自に開催

  したイベントに参加してくれた人のリストで把握するなどしている。

(3)被災者支援おおたネット実行委員会の取組み 青木千惠氏

 ・相談事業(女性被災者向け)、子ども向けイベント事業(料理、凧づく

  り)、就労支援事業(パソコン教室)、居場所づくり事業(ハンドメイドサ

  ロン、折り紙)、防災研修などを実施。
 ・大田区民、支援者と被災者をつなぐ「交流の場」ができた。
 ・個人情報保護の壁があり、情報入手が課題。

▼事例報告2

都外の支援団体の取組みを学ぶ

(1)うけいれネットワークほっと岡山

   はっとりいくよ氏

 ・10の民間団体のネットワーク組織
 ・避難者からの相談に対してワンス

  トップで対応している。
 ・岡山への定住・他地域への移住・避

  難元への帰還のすべての相談に関

  わっている。

(2)愛知県被災者支援センター 向井忍氏

 ・全世帯訪問を行う。一人一人の生活に寄り添い、考えていくことが大切。
 ・専門家の横のつながりをつくり、日常的に対応できる仕組みづくりを進め

  ている。
 ・年2回、全世帯にお米を届ける訪問を行っている。2012年から始まり、今

  7回目の訪問を行っている。
 ・個別訪問報告書での要支援の割合は、

  必要かつ緊急度が高い・・1割
  緊急度は高くないが、支援の検討が必要・・・5割

  となっている。

(3)埼玉県労働者福祉協議会 永田信雄氏

 ・復興支援員制度について
  浪江町復興支援員・・・サロンや交流会などの支援
  富岡町復興支援員・・・埼玉を中心に全国で活動。戸別訪問を行う。
  大熊町復興支援員・・・コミュニティづくりのサポートが中心。

             見守り訪問型員ではない。
  福島県復興支援員・・・アンケート回答者を対象に訪問。
 ・東京は埼玉・千葉・神奈川の支援員が訪問していて、訪問する際には社協に  も事前に連絡している。
 ・それぞれの町や県の復興支援員により、スタンスが異なる。

▼閉会

○開会挨拶:広域避難者支援連絡会in東京 

 広域避難者支援連絡会in東京の平成26年度~30年度の事業につきましては、「タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム」の助成を受けて実施させて頂きました。

ありがとうございました!

広域避難者支援連絡会in東京
事務局
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