第18回広域避難者支援ミーティングin東京

◆プログラム実施の目的

 政府は発災から10年を「復興期間」としている。そのため、2020年を境に支援体制が大きく変わり、制度による支援も減るであろうと想定されている。これらの現状を踏まえ、その支援体制の変化に対し、支援団体として何ができるか検討するために、「2020年を超えてつなげる支援のかたち」というテーマで本ミーティングを開催した。

 今回は、当事者団体のみのクローズドミーティングを企画し、復興・創生期間後の課題や今後の長期的な支援のあり方について、意見交換を行う場を設けた。

◆開催概要

日 時:平成30年11月26日(火)午後2時00分~4時40分

場 所:東京都生活協同組合連合会3階会議室

主 催:広域避難者支援連絡会in東京

参加者数:37団体49名。うち、当事者団体6団体8名

     支援団体11団体16名(行政含む)

 ※本プログラムは、タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラムの助成を

  受けて実施しました。


◆プログラム

〔プログラム1〕報告・話題提供

<第17回広域避難者支援ミーティングin東京の報告>

 報告者 広域避難者支援連絡会in東京(東京足湯プロジェクト) 金子和臣

<当事者団体からの情報提供>

 各当事者団体の代表者から、団体名、活動内容、メンバー数、主な活動エリア、活動頻度や現在の悩みや感じていることを報告してもらい、情報交換の時間としました。

 

〔プログラム2〕グループによる意見交換

<福島県、宮城県による情報提供>

 報告者 福島県企画調整部 避難地域復興局 避難者支援課 栗山光さん

     宮城県東京事務所 県外避難者支援員 山本早苗さん

 福島県、宮城県のお二人には、当事者団体につながっていない避難者の方で、今後も支援が必要なケースについて報告をしていただきました。 

<グループワーク>

 グループワークでは、当事者団体と連絡会参加団体に別れ、議論を行いました。


<当事者団体グループワーク結果>

当事者団体のグループワークでは、2019年1月20日(日)に開催する交流会で議論を行うテーマについてキーワード出しを行いました。

キーワードは全部で3つ。自然体で話をすることを前提としたいということになりました。

  1. 2020年度に復興庁がなくなる。支援が少なくなる、あるいは全くなくなる。そのような状況の中で、皆が何を考えているのか聞きたい。
  2. 今現在、避難元の地域(福島・宮城・岩手)や避難者の間ではどんなことが起きているかの情報が広域避難者に十分に届いていない。現地の情報をしっかり知りたい、話し合いたい。
  3. 避難元の地域に戻ることを考えているか、ということの本音を聞きたい。一歩踏み込んだ質問だが、こういった機会に参加者の心の内を聞きたい。

<連絡会参加団体>グループワーク結果>

テーマ 意見やキーワード
① 連絡会の特徴

・都域の取組みが特徴

・当事者団体との声をもとにした共催イベント・様々な企画をするときに必ず当事者に相談して進めている

・大規模なふれあいフェスティバルの開催

・大きな補助金の獲得

・都内外の他団体のとのネットワークができたこと

・個別の団体では避難者支援をしていない団体が入っている

・多様な団体との情報共有が得られた

・多様な団体の集合体であること

・バディ制による当事者団体の把握、取りまとめができている

・他団体は同じ目標を持つ人たちのあつまり。連絡会は様々な目標のある団体が集まってそれぞれの知恵を出し合っているネットワークが厚い。

・支援団体、避難者団体の人がざっくばらんに話し合う場がある

・地域外の情報を知ることができる

② 連絡会に関わって良かったこと

・他団体とのネットワークが広がり、情報交換がしやすくなった。

・各地域にいる避難者をつなげる

・TVACの広報誌、「ネットワーク」で当事者団体の連載ができた

・避難者を講師に、地域に知らせることができた

・今も東日本の支援をしたい個人、団体をつなげられている。リソースの把握ができている。

・地元の情報の入手

・広域のふれあいフェス、避難者も支援者もここに参加すれば出逢いがある

・サロンでは見せない避難者の一面が、ふれあいフェスティバルを通して見られたこと

・自団体意識の向上

・連絡会の情報を当団体加盟組織へ紹介できている

・東京都の要請を継続して行っている

 

③ 連絡会の課題

・当事者団体につながっていない人をどうするか。どこまでを対象とするか。

・孤立をしている避難者への支援、アプローチをやるべきか否か

・生活困窮など、個別課題の精査

・避難者から定住者に変化したが、その方たちをどうするか

・個人の要求には応えられない

・自主財源の確保

・支援いただいている団体もあるが、助成金が大半を占める

④今後も継続すべきこと

・継続した避難者情報の発信

・当事者サロンの支援

・今できていることを続けること

・情報支援、共有の場など、定期的な連絡会は継続すべき

・交流の場の提供

・当事者団体との共催イベントの実施

 ⑤今後取り組みたいこと

・様々な地域・団体とのネットワークづくり

・地域住民との橋渡し

・地元の団体と当事者団体とのつながりづくり

・広域避難に関係のない人、団体に周知度が少ない

・連絡会の社会的認知度の向上

・新しい当事者との出会い

・支援団体の把握が不十分

・行政への提言

・区市町村を超えた交流の取り組み

・支援団体への参加の呼びかけ

・避難者の方の活動の後継者の確保

・震災の風化防止

 広域避難者支援連絡会in東京の平成26年度~30年度の事業につきましては、「タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム」の助成を受けて実施させて頂きました。

ありがとうございました!

広域避難者支援連絡会in東京
事務局
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