第4回広域避難者支援ミーティングin東京

 

 日 時:2014年2月27日(木)13時30分から19時まで

 場 所:東京都生協連会館

 参加数:避難者当事者団体12団体(14名)

            (その他として避難者支援連絡会12名、オブザーバー22名が参加)

 内 容:プログラム1 広域避難者支援連絡会 25年度取り組みの概要報告
     プログラム2 当事者団体の取り組み状況の報告
      ①区部グループ

       町屋6丁目ミニサロン、鷺宮都営住宅自治会、

       東雲の会、コスモス会、足立新田ふるさと会、

       百人町青空会

      ②市部グループ

       むさしのスマイル、東北の絆サロンFMI会、

       みちのくまほろば会
      ③広域グループ

       福島県被災者同行会、とみおかこども未来ネットワーク

       人の輪ネット

     プログラム3 意見交換

 

 第4回ミーティングでは、当事者団体同士のつながりが強くなることを    目的に、避難者当事者団体のみを参加対象とし、避難者支援団体等はオブザーバーでの出席という形で開催しました。

 また、これまで広域避難者支援連絡会では、各地域で避難者支援の取組みを行っているNPO・ボランティアグループ等のネットワークづくりを目的として、ミーティングを3回実施してきましたが、これまでの連絡会の取組みについて当事者団体の方から率直な意見を頂き、それを通して、連絡会の今後の取組みを考えていく場としました。

内容

当事者団体取組み報告 
  • 社協の支援・指導があってこれまで続いている/制度があっても担当者の人間性が大切
  • サロンに来る方が固定化(高齢化)している/更に減った場合の対応→地域の方と交流できるサロン/高齢者の地域とのつながりづくりを考えている
  • 子育て相談、病気相談など地元の高齢者がサポートしており、地域の中で世代間交流もできている/課題は「高齢化」/サロンに参加しない方を訪問しアセスメント → 映画を見たい → プロジェクターを購入し上映会を開催/地域ぐるみで高齢者の見守りができるよう、活動している
  • サロンで「畑仕事をしたい」という声があった。荒地だったところを皆で整地(最初は2人の手作業)し、収穫祭を皆で開催した。
  • 帰還準備区域と帰還困難区域、それぞれ事情が違うためサロンで個人的な話が減った。分断が始まっている/2年は待った、3年経ち区域も分けられると、先が見えない避難生活に不満・不安・ストレスが溜まってくる(口では言わないが)/弁護士相談では、ただ来て「なんでもやりますよ」ではダメ/ →何に困っているのかが分からないから説明会をやってもらった
  • 参加促進のために手を変え品を変えているが、参加しない人にどう関わるかが課題/避難元によって課題が違う。津波被害と原発被害の間でケンカになりそうになった。
  • 外食・バス遠足など外に出るための活動をしている。皆に負担がかからず、ちょっとでも表に出られるように活動を続けていく予定
  • 当初は「必死で集まって仲良く」だったが、最近では一人ひとりの状況の違いがあからさまに出てくるようになって、それによってサロンの場が嫌な雰囲気になることもある。
  • サロンでは、イベントよりも情報交換が主。/参加者のやりたいこと、悩みごとの話の場/情報がとれる場所を緩くやっていきたいと思っている
  • 立場も様々なので「楽しくやろうよ!」ということでサロンを企画している。子どもや勤め人も参加できるように土日に開催
  • 悩みは住宅問題(半数は子どもを頼りに避難してきた人)。親戚などに避難した人は、話を聞くとかわいそうなくらいの話も(居場所がない)
  • 第3回のミーティングに参加して横のつながりが増えた →板橋のイベントに参加できた/イベント情報のやりとりも増えた/「友達つれてきてね」しか方法がない
  • 子どもを持つ世帯への支援が欲しい。子どもがいると、時間的な制約などで表舞台にでること自体が困難。二重生活、住宅問題、などなどでストレスがたまる。ストレスのはけ口が子どもに行くことも・・・
  • 情報の有無の差が激しい 統制してほしい。情報のプラットフォームがあればと思う。
  • 避難先 と 避難元 という課題がある。避難元で何が起こっているかによって避難先での状況や人間関係にも影響が出る。
  • 高齢者はバスの乗り方すら分からない 外に出なくなる/集まれる場があると家族全体が助かる。家で「こんなことしてきたよ」と話せることが重要。
  • 日中は仕事のため 課題に関与する時間がない →徐々に関与したくなくなってくる →現実では心が揺れる それがずっと続いている/若い親世代が話す機会がない。「どうなってんだ?どうするんだ?」と聞かれても決められない。
  • 子どもに対する支援を実感したことがない。3年もたつと、子ども達が成長する/この2-3年に戻れないなら、その間に何をするか が大事。大人世代として、子ども達に「ふるさと」の意味を伝えていかなくてはいけないと思っている

 

避難者支援連絡会に期待すること

  • 自主避難の人たちのことも考えて欲しい。現状を変えるために、行政などへ訴えかけていくことが必要なので、周りの方の力を借りたい一緒に支援してほしいと思う
  • 時間もお金も情報もない中、「ここに行けば情報がある」というところとしての機能を期待している。自主避難者へは住宅の支援のみ/時間に追われると自分自身でも忘れてしまうが、ふり返ると何も進んでいないことに気付く。/都としても協力してもらえればありがたい。
  • あるところでは、相談しても答えが返ってこない。元気がなくなってくる。聞くだけで答えがでないから、もう行かない。/中高年の支援が急務と思っている/終の棲家も決められない。
  • 助成金の情報 (切られてきている)/時間もお金もかかるので、助成団体には、助成金は切らないでほしい。
  • 土地の問題は去年整理できた(もう住めない)ので、東京に定住すると決めた。
  • 両親は帰還希望 子どもは行かせられない/何を基準に どこに どのようにしたらいいのか分からない→結果、何も変えられず日にちだけが経っていく
  • 欲しい情報がどこに行けばあるのかが分かるようにしたい/私も知らない情報がたくさんある。
  • 自治体によって差があるが、自治体自体にも限界がある。
  • 情報の一元化を期待したい。
  • 先が見えない ことが一番心配/福島に戻れる保証はない/いつ戻れるか分からない避難は二度としたくない/これからどうすればいいのかを決めるための情報が欲しい/国や県は帰還を望んでいるようだが、帰れる状況でない
  • 広域に避難している人たちが一堂に会する機会が欲しいと思っている/子ども・中高年・仕事 全部含めて話せる機会は貴重。皆で課題を共有できればいいと思う

避難者支援連絡会メンバーからの発言

  • 避難者の方々の方が様々な情報をもっていることが多い。東京での活動でも避難者から得る情報が多い。それをどのようにまとめるかは課題。
  • 情報の一元化は大切だが、誰か一人がやるには限界がある →皆で持ち寄れる環境ができればと思う
  • どこまで対応ができるか分からないが、自治体での格差を知ることはできるかもしれない
  • 具体的な支援策の中身を話すことには限界がある/知恵は出せるがお金は出ない/皆で補い合いながら情報交換・共有ができればと思う
  • 先のことを決めるための情報の必要性は改めて理解できた/連絡会のメンバーは今回はバディとして共に悩むことはできるが、答えを求められても出せない可能性は高い。/先が見えないのは連絡会も同じ。当事者と一緒に並んで手探りで探すくらいしか今はできない。一つでも二つでも小さくても、解決できる道筋づくりのサポートをしていきたいと思っている。皆さんをつなぐことで、課題解決につながると信じていきたい。

参加者感想

  • 参加して良かった/今後につなげていきたい/
  • 4回目の参加でようやく顔と名前が一致してきた/より連携していきたいな、と思った/皆が情報提供しあって、連絡会は整理するという形がベストなのかと思った
  • 同じ考えを持った人たちが多くいることを知って、心強く思った/地域の人たちや近所の人たちと手を取りながら進めていきたい


 広域避難者支援連絡会in東京の平成28年度事業につきましては、「タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム」の助成を受けて実施しております。

広域避難者支援連絡会in東京
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